高鍋町は、町立わかば保育園(大字北高鍋3516番地11)の既存園舎を大規模改修で整備する計画を進めている。事務室の移設や遊戯室の増築を行うほか、アレルギー及びドライ方式に対応した調理室の増築・改修を実施する。7月8日に施設整備に係る実施設計の入札を執行し、エスワイエヌ設計工房が450万円で落札した。
築後約47年が経過するわかば保育園の園舎は、建物本体や設備の老朽化が進んでいることから、間取りや骨組みは変えずに大規模リフォームで整備する。
具体的には、現在の事務室が玄関ホールと離れていることから、事務室を玄関側に移設し、セキュリティの強化を図る。これに伴い、現在の遊戯室が事務室となるため、新たな遊戯スペースを増築する。調理室に関しては、アレルギー対応食を提供するための分室スペースを増築するほか、ドライ方式への改修も併せて行う。
これらの施設整備に向けて、町は7月8日に指名競争で「わかば保育園調理室等増築他大規模改修工事実施設計業務委託」の入札を執行。その結果、エスワイエヌ設計工房が450万円で落札した。業務内容は、調理室等の増築や老朽化改善等に係る実施設計。業務の委託期間は2021年10月12日までを予定している。
計画では、設計業務の完了後、21年12月以降に建設工事の入札を行う見通しで、22年8月~9月頃の工事完成を目標としている。高鍋町の21年度当初予算には、わかば保育園大規模改修費として1億3000万円、同監理業務委託として572万円を計上している。