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青年部中心に一ツ葉で一斉清掃 宮崎県産業資源循環協会

      

▲写真は清掃活動の模様

 一般社団法人宮崎県産業資源循環協会の青年部(長友剛部会長)が主体となり、7月16日に宮崎市のサンマリーナ一宮崎周辺で2021年度の一斉清掃活動が行われた。活動には県内各地から青年部を中心に多数が参加。一ツ葉入江周辺に不法に投棄された廃棄物や、散乱していた海洋ゴミなどを丁寧に拾い集めた。

 一斉清掃活動は、公益社団法人全国産業資源循環連合会の青年部協議会が提唱する「CSR」(企業の社会的責任)に基づき、環境月間である6月に合わせて、地域貢献の一環として九州各地で一斉に行っているもの。新型コロナウイルス感染症の感染状況等を踏まえ、今年度の活動は時期をずらして実施した。

 これまでの活動では、宮崎港に於いて清掃及び除草作業を行っていたが、宮崎県中部港湾事務所とも協議のうえ、今年度は初めて、サンマリーナ宮崎周辺で清掃活動を実施。降りしきる雨の中、参加者は不法に投棄された古タイヤのほか、空き缶やペットボトル、弁当の容器、その他プラスチックなどのゴミを拾い集めた。

 長年にわたる活動が評価され、18年度には公益社団法人「小さな親切」運動本部の小さな親切実行章を受章している。長友部会長は、産業廃棄物の運搬・処理等を担う事業者として、清掃奉仕活動の意義を強調するとともに、海や浜辺を綺麗な状態に保つため、「不法投棄やゴミ捨ては絶対にやめて欲しい」と話す。

 同協会では、今回の一斉奉仕活動のほか、広く県民に不法投棄の防止を訴える啓発キャンペーンや、小学生を対象とした環境教育の出前講座等にも取り組んでいる。