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安全意識の更なる高揚を図る 延岡市塗装業協会

      

▲写真は挨拶する岸本会長、講習会の模様

 延岡市塗装業協会(岸本武会長)は7月13日、延岡市内で2021年度の「安全・防災講習会」を開催した。会場では、手指の消毒や検温、マスクの着用など新型コロナウイルス感染防止対策を徹底。会員企業から技術者ら16人が参加し、講習を通じて安全意識の更なる高揚を図り、安全衛生管理を徹底することを確認した。

 挨拶に立った岸本会長は、講習の開催趣旨を説明するとともに、安全はあるものではなく、自ら行動を起こしてつくるものであることを強調。「安全への意識を高めるため、講習で学んだことを現場等で役立てて欲しい」と話した。

 安全講習では、延岡労働基準監督署安全衛生課の有村拓朗労働基準監督官が「労働災害防止」をテーマに講演。過去の労働災害の発生状況や発生要因、再発防止対策について説明を行ったほか、労働安全衛生規則の一部を改正する政令等の施行、現場での熱中症対策などについて解説した。

 防災講習では、延岡市消防本部の豊田泰裕防災推進員が、日本各地で発生している洪水や土砂災害、竜巻や地震による災害について映像を用いながら説明。災害に対する知識や事前の備えを紹介した。豊田防災推進員は、「自分は大丈夫と思わず、素振りのつもりで早めの避難を行い、命を守るための行動を」と呼びかけた。