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基本計画はランドブレイン 宮崎市消防局・北消防署新庁舎

 宮崎市は7月6日、指名競争で「消防局・北消防署新庁舎整備基本計画策定業務委託」の入札を執行し、ランドブレインが1740万円で落札した。新庁舎の規模や配置計画、導入機能などを整理し、施設整備に係る基本計画を策定する。委託期間は2022年3月15日まで。税抜の公表価格は2183万5551円だった。

 1980年に竣工した現在の消防局・北消防署庁舎(宮崎市和知川原1丁目、RC造地上4階地下1階延べ3095m2)は、経年に伴う建物や設備の老朽化・狭隘化が進んでいる。また、当該庁舎を含めた周辺一帯は、想定最大規模の浸水想定において浸水するとされており、洪水時には消防機能が低下することが懸念される。

 現庁舎の抱える課題を踏まえ、消防局は2014年から庁舎整備に関する検討を開始。消防局庁舎を取り巻く現状や庁舎に求められる機能などについて協議を重ね、消防局庁舎及び訓練施設整備検討委員会で「移転新築が必要」とする方向性を提示。建設候補地に関しては、市有地である「霧島5丁目消防局管理地」を適地とした。

 当該業務では、21年夏頃の策定を予定している基本構想を踏まえ、消防業務に加え、防災拠点施設として求められる機能や整備の考え方を検討し、今後の全体事業費、整備スケジュールなどを含めた基本計画を策定する。今回策定する基本計画を踏まえ、基本・実施設計、造成工事、建設工事を進め、25年度までの完成を目指す。

*フローランテ宮崎維持調査の入札

 宮崎市は7月6日、指名競争で「フローランテ宮崎施設維持工事基本調査設計業務委託」の入札を執行し、新日本技術コンサルタントが917万9000円で落札した。フローランテ宮崎関連施設の長寿命化計画、植物管理計画及び公園再生計画を策定する。期間は2022年2月28日まで。税抜の公表価格は1161万9000円だった。

 フローランテ宮崎とその施設について、安全・安心を確保しつつ重点的・効率的な維持管理や更新投資を行っていくため、当該施設における予備調査、健全度調査及び健全度・緊急度判定を行い、基礎資料を作成することによって、長寿命化計画を策定する。

 また、当該施設を含めたより広域的な地域全体の安全・安心対策等を総合的に推進するため、21年度「フローランテ宮崎夢花館内アトリウム改修基本計画」の展開のひとつとして、公園再生計画策定を実施する。

 業務概要は、▽予備調査=地区公園(基準面積4㌶)1箇所▽健全度調査等=照明施設、外周フェンス、建築物(100m2以下)6施設、同(300m2以下)4施設、同(1000m2以上)1施設、各種設備10施設▽公園施設長寿命化計画策定▽植物管理計画策定▽公園再生計画策定=公園機能適正度調査、防災対策調査、公園再生計画策定。