▲写真は出発式、作業の模様
東諸地区建設業協会青年部(海老原巧部長)は7月9日、管内の学校施設を対象とした2021年度の奉仕作業を実施した。建設業に於ける地域貢献活動の一環として、青年部が毎年実施しているもの。早朝から青年部員が集合し、綾町立綾小学校の砂場整備や側溝清掃、綾中学校の樹木伐採等に汗を流した。
出発式で海老原部長は、昨年度にグラウンド整備を実施した小学校から「盛大な運動会が開催できた」と感謝の言葉を綴った手紙や運動会の写真が送られたことを報告。青年部の活動がこういった形で地域に喜ばれ、結果として建設業のPRにつながることを踏まえ、部員に活動への理解と協力を求めた。
東諸地区建設業協会の藤元建二会長は、活動を通じて建設業のイメージアップを図り、入職したいと考える子どもが増えることに期待を込めた。宮崎県高岡土木事務所の永友教治所長は、建設業が地域に果たす役割の重要性を強調し、「皆さんの献身的な活動が担い手の確保に繋がることを期待している」と述べた。
参加した部員は、二手に分かれて各校に移動。綾小学校では、見た目では判断できないほどに雑草が生い茂った砂場を元の姿に戻したほか、側溝斜面に生い茂った雑草の除去、側溝内に堆積した土砂の撤去、フェンスにはびこったツタの除去を行った。
綾中学校では、高所作業車を用いて、大木に成長したグラウンド回りの樹木の枝打ちや、鉄棒に覆い被さった枝葉を除去。学校関係者は「高所での剪定や伐採は、私達ではできない。生徒達のために作業をしていただき、とてもありがたい」と話した。
青年部の海老原部長は、「子ども達が安全・安心な環境で学校生活を送ることができれば嬉しい。作業を通じて、建設業に対して興味を持ってもらうと同時に、業界のアピールにつながれば」と期待を込めた。