▲写真は挨拶する迎理事長、西田部長、総会の模様
宮崎安全施設事業協同組合(山内繁樹理事長)は6月3日、宮崎市内で2021年度「第40回通常総会」を開催した。検温や手指の消毒、パーティションの設置など、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で、21年度の事業計画などを決定した。任期満了に伴う役員改選では、新理事長に迎敦雄氏を選出した。
議案審議では、20年度事業報告及び決算、21年度事業計画及び収支予算、任期満了に伴う役員改選などの各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も満場一致で原案どおり承認された。任期満了に伴う役員改選では、迎理事長や田口幸登専務理事をはじめとする理事4人と監事2人の人事案を了承した。
このうち21年度の事業計画では、▽労働災害防止対策の推進▽教育・情報事業の実施▽社会奉仕活動の推進▽災害発生時等における応急対策業務体制の確立▽「働き方改革」の加速化▽陳情・要望活動の展開▽委員会活動の活性化▽広告宣伝事業▽青年部活動への支援―に重点的に取り組むことを確認した。
議事終了後、挨拶に立った迎理事長は、今年度が組合創立40周年の節目にあたることを紹介。将来を見据えた事業展開を模索していくとともに、若い世代が働きたいと思える業界づくりに取り組み、青年部を中心としたボランティア活動や広告宣伝事業を通じて、業界の存在意義を広くアピールしていく考えを示した。
安定的かつ持続的な受注の拡大に向けて、関係機関に対する要望活動を継続する一方で、「組合員相互の団結力を発揮し、今後も地域貢献のための社会奉仕活動を積極的に推進するとともに、県民が安全で安心して生活できる郷土づくりを目指し、社会的信頼性を高められるよう全力を尽くしていく」と意気込みを語った。
来賓を代表して、宮崎県県土整備部の西田員敏部長、宮崎市の戸敷正市長(代読=田淵博稔道路維持課長)、宮崎市議会の前田廣之議員が挨拶。西田部長は、県内の交通情勢を踏まえ、「質の高い交通安全施設の整備や将来を見据えたイノベーションが重要」と指摘し、更なる技術の研鑽や交通安全対策の推進に向けた協力を求めた。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽理事長=迎敦雄(南九州みかど)
▽専務理事=田口幸登(九州ジスコン)
▽理事=荒武暁(暁建業)、我那覇太治(道路施設工業)
▽監事=首藤健夫(宮崎ライン工業)、橋本尚史(大坪建設工業)。