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一ツ葉道路の被災状況を調査 県測量設計業協会と協定

 宮崎県道路公社(瀬戸長秀美理事長)と一般社団法人宮崎県測量設計業協会(西田靖会長)は、「災害時における被害状況調査の応援協力に関する基本協定」を締結した。大規模な災害等が発生した際に、緊急輸送道路である一ツ葉有料道路の機能確保及び早期の回復等を図るため、被災状況の調査や写真撮影等を行う。

 協定締結日は2021年5月26日。締結式は行わず、瀬戸長理事長と西田会長が署名・押印した協定書を取り交わした。両社が締結した協定では、大規模な災害が発生した際、宮崎県道路公社の要請に基づき、宮崎県測量設計業協会の会員企業が一ツ葉有料道路に於いて、目視等による被災状況の調査や写真撮影等を行う。

 県内各地に甚大な被害を与えた05年台風を契機に、宮崎県測量設計業協会は06年8月、大規模な災害が発生した際に公共土木施設等の被害状況を調査・報告する応援協定を宮崎県と締結。道路公社が管理する一ツ葉有料道路に関しても同様の協定を締結することで、県と公社、協会が連携を図り、防災・減災体制を強化する。

 西田会長は、「今回の協定締結で、大規模災害時において緊急輸送道路ともなる一ツ葉有料道路とそれに付随する施設の被害状況を速やかに把握し、円滑かつ迅速な応急復旧を進めることが可能となり、県民の安心・安全の確保に大きく寄与できるものと確信している」と協定の意義を強調する。