▲写真は表彰式の模様
宮崎県は、2021年度の優秀施工者宮崎県知事表彰の受賞者に▽河野正信氏(株式会社九南)▽河野義範氏(松浦建設株式会社)▽奈須健時氏(株式会社三矢建設)▽日高直哉氏(株式会社川正建設)▽古園俊一氏(坂口建設株式会社)―の5人を選んだ。6月2日に県庁で授賞式を行い、河野俊嗣知事が受賞者に表彰状を手渡した。
優秀施工者宮崎県知事表彰は、建設現場に於いて15年以上にわたり工事施工に直接従事する、原則として35歳以上の者が対象。技術や技能、人格等に優れている者を表彰することで、建設産業が果たす社会的使命を広く県民に周知し、建設産業の魅力向上や若年層の就業促進等に繋げることを目的としている。
表彰基準は、▽技術・技能が優秀である者▽技術開発・施工の合理化を図り顕著な成績を挙げている者、または建設工事に相当の実績のある者▽後進の指導・育成に努めている者▽安全・衛生の向上に貢献している者▽他の建設現場従事者の規範となる者―。これらの基準に該当する5人の技術者を、今年度の受賞者に選んだ。
表彰式で河野知事は、県民の安全・安心を守るインフラ整備や災害時の対応、地域の雇用を守り、産業を下支えするといった建設産業の果たす役割の大きさを強調。担い手の確保・育成が喫緊の課題であることを踏まえ、「皆さんに中核的な立場で活躍してもらい、次の時代に繋がる人材を育てていただきたい」と期待を込めた。
松浦建設の河野氏は「身が引き締まる思い。栄えある賞をいただき嬉しく思う」と喜びを語り、更なる技術の研鑽に努めつつ、後進の指導・育成に取り組む考えを示した。また、所属する建設関連団体で担い手の確保・育成に取り組んでいることを踏まえ、「コロナ禍の中でも出来る活動を考え、実践していきたい」と意気込みを語った。