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小中学校統合、規模適正化へ基本方針決定 高原町

〔一部既報〕高原町は、より良い教育環境の整備や学校教育の充実を目的とした「学校規模適正化基本方針」を決定した。将来的な町の人口推計や児童生徒数の推移及び今後の見込みを踏まえ、2026年度に小中学校の統合を行うことや、小中一貫教育のメリットを活かすことを盛り込んだ基本方針。

 基本方針では、既存施設の老朽化が進み、施設の更新時期を迎えている広原小学校、狭野小学校、後川内小学校を高原小学校に統合するとともに、後川内中学校を高原中学校に統合することを明記。統合実施時期は26年度とし、広原小学校、狭野小学校、後川内小・中学校区域でスクールバスを運行する。

 ICT教育の推進や新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえ、基本方針では「時代に適合した学校施設に建て替えた方が望ましい」とし、小学校校舎の建設場所は、現高原中学校地に併設もしくは隣接するとした。小学校の統合は「校舎建設後に行うことが望ましいが、建設前の統合も検討する」としている。

 こういった基本方針に関して、保護者や地域住民の理解を得るとともに、給食調理場の整備や統合後の地域活性化策も検討する。