建設産業の担い手である若年技術者等の育成を図るため、公益財団法人宮崎県建設技術推進機構は、満40歳未満の若手従業員等が建設技術等の資格を取得する際に係る経費の一部を助成する「建設産業若年技術者等資格取得支援事業」を実施する。
社会インフラの老朽化や建設産業従事者の高齢化が進む中、若年技術者等の資格取得に取り組む宮崎県内の建設業者等を支援することで、本県の社会インフラの整備補修に携わる技術者等の技術力の向上と、担い手の育成を図る。
助成対象者は、若手従業員等の建設技術資格取得等に取り組む建設業者及び建設関連業者。いずれも宮崎県内に主たる営業所(本店)を有し、建設業者は建設業許可を有すること、建設関連業者は国・県への登録があることを要件とする。
2021年3月末日時点で満40歳未満の常勤役員や事業主、従業員の資格取得に際して、対象者が負担した受験手数料や登録基幹技能者の講習受講料、講座受講料を助成する。助成額は対象経費の2分の1以内。1事業者あたり3人以内(女性を含む場合は4人以内)、一人あたり5万円を上限とする。
対象資格は、①施工管理技士(技士補含む)②建築士③技術士④電気工事士⑤電気主任技術者⑥電気通信主任技術者⑦給水装置工事主任技術者⑧消防設備士⑨技能士(建設工事関連)⑩登録基幹技能者⑪測量士・測量士補⑫不動産鑑定士⑬土地家屋調査士⑭RCCM⑮コンクリート診断士―など。
資格試験を受験(登録基幹技能者の場合は講習受講)することが必須で、受験のための講座受講のみの場合は助成対象外とする。ただし、今年度の受験に向けて前年度から受講を開始している場合は経費として認める。同一の受験・受講・同一受験者は、他の助成金や給付金等を受給することはできない。
申請希望者は、ホームページに掲載している交付要綱を確認のうえ、6月1日以降に持参または郵送で計画書類を提出する。助成の内示を受けた者は、全員の試験が終了次第、合格発表日から21日以内、または21年3月15日のいずれかの早い期日までに交付申請書を提出する。
交付要綱や申請書様式はホームページからダウンロードできる。申請に関する問い合わせ及び提出先は、土木課研修システム担当(〒880-0803宮崎市旭1丁目2番2号企業局庁舎5階、電話0985-20-1830)。