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雇用促進、技術者育成など推進 宮崎県室内装飾事業組合

 宮崎県室内装飾事業協同組合(松本嗣夫理事長)は、2020年度事業報告並びに収支決算、21年度事業計画案並びに収支予算案などを決定した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、前年度に続いて対面式での通常総会の開催を取り止め、書面審議で各議案に対する組合員の同意を得た。

 21年度の事業方針では、新型コロナの影響で昨年度に実施できなかった技能講習会の開催のほか、雇用の促進や施工技術者の育成と所得改善の推進、業界全体のモラルとマナーの健全化に注視した質的向上、各種講習等を通じた施工技術者のレベルアップ、各支部組織の強化に取り組む考えを示した。

 事業計画では、組合共同購買事業や各支部組織の充実による活性化、組合PR活動の充実を推進事業に掲げる。このうちPR事業に関しては、業界PRのためのパンフレット作成、工業系高校や専門学校を対象とした出前授業の開催に取り組み、内装業界の認知度を高め、新卒者の雇用促進につなげる。

 教育情報事業では、内装業者の資格取得支援や知識・技能向上を図るための研修会等を計画的に実施。防災関連事業では、一般消費者向け防炎製品PRのための講習会や展示会等を行う。福利厚生事業では、組合員や家族、従業員を対象とした各種レクリエーションのほか、保険等の加入促進に取り組む。

 青年部会は、インテリア業界全般の知識と高いクオリティの追求、異業種青年部との交流、ボランティア事業への積極参加などに取り組む。施工技術者部会では、卓越した施工技術の修得及び新素材・新商品の施工技術講習会、国家試験へのトライアル講習会、建設キャリアアップシステムの周知などに取り組む。