宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、2021年度の第1回研修会をオンラインで開催する。受講者は7月14日7時~16日21時に動画を視聴する。6月30日15時まで研修会の受講申し込みを受け付ける。
研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。
研修会では、辻の堂川で多自然川づくりの考え方を基に樹木伐採・掘削工事を行った際の工夫や、施工後1年のモニタリングによる植生や景観の変化について報告。また、水生生物が多数生息している祝子川下流域での河道掘削に際して、生物環境に配慮した施工方法を採用した事例などを紹介する。
このほか、3面張りの直線的な河川を、蛇行した自然豊かな河川に復元する事業を実施している神代川について、専門家や地元住民等と意見交換を行いながら、高千穂町のまちづくりと連携して取り組んできたこれまでの成果を報告する。
受講希望者は、6月30日15時までに参加申込書を電子メールで送付するとともに、受講料金(3200円)を指定口座に振り込む。講演の動画は、期間限定で特定の者しか閲覧できないように設定し、YouTube上で公開する。閲覧のためのURLを、事前に登録したメールアドレスに送付する。
受講者は、指定されたレポート様式に手書きで研修内容のレポートを作成し、7月20日まで(消印有効)に宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会へ郵送で提出する。パソコンで作成したものやコピーしたもの、FAXやメールでの提出は不可。新規で受講する者以外は、受講者カードの提出は不要とする。
詳細はホームページで確認できる。研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。
《研修会の開催案内》