建設ネット企画画像 四角 四角

地域に認められる建設業を目指す 宮崎建協青年部連合会

            

▲写真は挨拶する川口部会長、総会の模様

 宮崎県建設業協会青年部連合会(川口隆二部会長)は6月18日、宮崎県建設会館で2021年度の通常総会を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、総会は各地区青年部の部長ら少人数で開催し、21年度の事業計画や予算案等を決定した。

 川口部会長は、新型コロナウイルス感染症の影響や公共投資の先行きが不透明な中で、建設業では従事者の高齢化や若年層の確保、技術の継承といった課題が山積していることを指摘。各種活動を通じて、業界全体のイメージアップを図り、地域社会に認められる建設業を目指していく考えを示し、事業活動に対する理解と協力を求めた。

 議案審議では、20年度事業報告及び収支決算並びに剰余金処分案、21年度事業計画案及び収支予算案、役員の補充選任案を原案どおり承認。このうち、役員の補充選任案では、日向地区建設業協会青年部の役員交代に伴い、常任理事に甲斐宣人氏、理事に長谷川雄基氏と椎葉博樹氏がそれぞれ就任した。

 21年度の事業計画では、▽若年技術労働者の育成・確保の推進▽社会貢献活動、イメージアップ活動の推進▽適正な企業評価と入札・契約制度改正への対応▽関係行政機関・団体等との意見交換会▽マスコミ等を通じた国民・県民への情報発信▽会員相互の協調連携体制の確立―を柱として、各種活動に取り組むことを確認した。

 具体的には、青年部連合会内に設置した魅力発進事業委員会や広報委員会のほか、各支部の青年部が主体となって、テレビコマーシャルやグッズ等を活用した建設業の魅力発信、建設業の特性を活かした各種ボランティア活動の実施、国や県をはじめとする発注機関等との意見交換会などに取り組む予定でいる。

 総会ではこのほか、若年層に建設業に興味を持ってもらうために制作作業を進めている新たなテレビCMの進捗状況を報告。毎年、各地区の持ち回りで開催している青年部連合大会に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、前年度に続いて、宮崎地区での大会を来年度に延期することを申し合わせた。