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みやざき公園協会に感謝状、水難事故で人命救助 宮崎市

      

▲写真は感謝状贈呈式の模様

 宮崎市の戸敷正市長は、今年4月にみやざき臨海公園で発生した水難事故で、現地で救助活動にあたった一般財団法人みやざき公園協会に感謝状を贈った。5月28日に市役所で行われた贈呈式で、戸敷市長は「尊い人命を救助していただき、市民を代表してお礼を申し上げる」と述べ、同社の職員に感謝状と記念の盾を手渡した。

 救助活動にあたったのは、みやざき臨海公園の指定管理者(マリンパークス)の代表構成員である、みやざき公園協会職員の日髙清さん、清水裕太郎さんのほか、成合孝俊さんをはじめとする管理事務所の職員。

 事故発生時、サンマリーナ宮崎でボート等の上下架を担当する日髙さんは、巡回中に助けを求める女性の声に気付き、付近を注視していたところ、約100m先の波間に浮かぶ人影を発見。無線で管理事務所と連絡を取りながら、急いで作業艇で救助に向かい、ライフリングを使って救助を求めていた女性を作業艇に引き上げた。

 無線で連絡を受けていた清水さんは桟橋で待機し、到着した作業艇から日髙さんとともに女性を引き上げ、管理事務所で温水シャワーや毛布を使用してもらうなどして介抱した。職員同士が連携した迅速な救助と的確な対応のおかげで、幸いにして大事には至らず、救助された女性は現在、通常の生活を送っているという。

 同社では定期的に、津波避難訓練やAED等の訓練を実施。海水浴シーズン中には、ライフガードの訓練も行っている。日髙さんは「特に何も考えずに自然と体が動いた」、清水さんは「互いに連携しながら、無駄なく迅速に対応することができた」と述べ、日頃の訓練の成果を強調するとともに、女性の無事を喜んだ。