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事故防止へ率先して行動を 旭建設が夏季労働安全衛生大会

      

▲写真は挨拶する黒木社長、大会の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は6月11日、日向市内で2021年度の「夏季労働安全衛生大会」を開催。新型コロナウイルス感染防止対策として、現場担当者や協力会社はウェブ会議システムで参加。「危険行動をしない・させない」を念頭に、危険行動を排除し、事故の発生を未然に防ぐことを確認した。

 挨拶で黒木社長は、「現場で危険な状況が生じた時には、見逃さない、黙認しない、妥協しない、人任せにしないで、自分から率先して行動して」「安全と健康は全てに優先するという考えのもと、それに従って行動していただきたい。事故を起こさないよう、コミュニケーションを大切にして、危険ゼロで頑張っていこう」と呼び掛けた。

 挨拶の後、江藤登美宜氏が安全標語、向山京子氏が環境スローガンを発表。協力会社安全表彰では、村川政文統轄安全衛生責任者が、安全創意工夫賞、安全関係優秀者の受賞者(後述)を紹介した。

 衛生講話では、宮崎県社会保険協会健康運動指導士の長野葉子氏が「心とからだを輝かせよう!しっかり頑張れるカラダづくり」をテーマに講演し、簡単な手指の運動やストレッチ体操を全員で行った。

 安全講話では、宮崎労働基準協会延岡支部の生田正志事務局長が「不安全行動と労働災害」をテーマに、労働災害が起きる仕組みなど災害の発生状況や事例、具体的な対策について説明。また熱中症についても解説した。

 安全の誓いでは、土木部の馬越想代香氏氏が「今大会を契機とし、人命尊重の基本理念と新たな決意のもとに、安全を第一に行動することが我々の使命だと認識し、安心して働ける職場を創っていく」と力強く宣言した。

 大会前には、同社が施工する2つの現場の遠隔臨場パトロールを実施。パトロール終了後には、参加者によるリスクの評価や対策が行われ、現場等に於ける安全衛生対策について意見や情報を共有した。

*協力会社安全表彰の受賞者は次の通り(敬称略)
▽安全創意工夫賞=ユタカ工業、村田建設、敬友開発、吉祥建設、谷口重機建設、コーソク、宇田津工業
▽安全関係優秀者=木村正志(不動テトラ)、嶋田逸夫(稔産業)、磯崎幸太郎(吉祥建設)、宇田津孝博(宇田津工業)、飯干翔太(クロキ)、福田真一(稔産業)、水田収(コーソク)、杉尾真一(谷口重機建設)、小澤重則(八紘警備保障)。