一般社団法人宮崎県サッシ協会(松下良会長)は、2020年度の事業経過及び収支報告、21年度の事業計画及び収支予算を決定した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、対面式での通常総会の開催を取り止め、書面決議で会員の同意を得た。任期満了に伴う役員改選では、松下良氏を会長に再選した。
21年度の事業計画では、▽防災協定の締結団体として、「窓、開口部」の安全・安心のために貢献できる事業を推進する▽要望書の記載事項の実現に向けて、関係機関への積極的なPR活動を行う▽奉仕活動・親睦活動を通じて、協会内の活性化と会員相互の結束を図る―ことを基本方針に掲げた。
防災協定に関する事業では、公共建築物や避難施設の建具開口部の無償診断・保守点検を行うとともに、窓の防災機能の向上、特に硝子の防災対策に重点を置き、防災に向けた「事前処置」対策の提案や新たな需要の掘り起こしを推進する。
また、発注機関に対しては、硝子取替工事(防災機能硝子)の予算化のほか、鋼製建具・トイレブース・パーテーション・硝子工事の分離発注に関する要望活動を実施。新たな事業の創出やマスコミを活用した広報活動も展開する。
地域貢献活動として、学校施設を対象とした技術メンテナンス作業、毎年8月に行われる道路愛護デーへの参加に取り組むとともに、協会内の活性化及び結束強化を図るため、研修会や協賛メーカーを含む親睦会の開催も計画する。
書面決議ではこのほか、協会顧問に宮崎市議会の前田広之議員が就任したことも報告した。
*新役員は次の通り(敬略称)
▽会長=松下良(西日本アルミ建材)
▽副会長(事務局長・中央支部長)=佐々木義文(エス・ケイ・ジー)
▽副会長(県北支部長)=甲斐正寿(コトブキ)
▽理事=大峯康誠(宮崎施設機械)
▽事務局次長=田中広充(オーゾノ建材)
▽監事=恒吉悟(大和物産)、石田丞(石田トーヨー住器)。