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理事長に井上康典氏を再選 宮崎県解体工事業協同組合

 宮崎県解体工事業協同組合は5月28日、宮崎市内で2021年度の通常総会を開催した。会場では、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底し、少数の出席者で開催。20年度事業報告及び決算関係書類、21年度事業計画案及び収支予算案などの議案を承認した。役員改選では、理事長に井上康典氏を再選した。

 20年度に関しては、新型コロナウイルスの影響で、計画通りに事業が実施できなかったことを報告。これを踏まえ、21年度は「活発な事業活動・魅力ある組合構築」を年度方針に掲げ、更なる事業の活性化や新たな収益事業の検討をはじめ、財務基盤の見直しを図り、組合運営の健全化を目指すとともに、組合の存在を広くPRする。

 具体的には、組織活性化事業として、組合員の拡充強化や解体工事施工技士に関する講習会の開催、各種研修会や安全パトロールなどの実務研修会に取り組むとともに、木造建築物解体工事作業指揮者やフルハーネス型安全帯使用作業、石綿取扱作業従事者、足場の組み立て等の業務といった特別教育事業を実施する。

 また、組合運営に係る各種会議の開催やホームページの充実化、関係団体及び企業からの相談のほか、県民からの問い合わせに対応する事務所運営も実施。県内自治体との災害対応に係る協定締結や空き家等対策の推進に関する協定締結の実現を目指す。

 役員改選では、理事長に井上康典氏(井上産業)、副理事長に吉岡宜彦氏(エコ・リサイクルセンター)と吉野博朝氏(吉野土木)を選出。前年から理事を増員し、県内全域で活動が展開できるよう、執行体制を強化する。

 組合表彰規定に基づく表彰事業では、功労者表彰を吉岡宜彦氏、優良事業所表彰を第一建設(宮崎市)、優良従事者表彰を髙橋友美氏(原田建設)と土屋郁雄氏(前同)が受賞した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽理事長=井上康典(井上産業)
▽副理事長=吉岡宜彦(エコ・リサイクルセンター)、吉野博朝(吉野土木)
▽理事=田村和也(相生建設)、石山和美(旭興産)、戸高望(大淀開発)、柳橋恒久(富岡建設)、熊元大輔(クマモト工業)、黒木繁人(旭建設)、上原雄藏(原田建設)、河野直継(河野組)
▽監事=田村卓也(田村産業)、吉行輝真(吉行産業)。