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造園業のICT、ロボット芝刈機を導入 宮崎植木市場

▲ロボット芝刈機

 造園設計施工や土木工事を手掛ける宮崎市の有限会社宮崎植木市場(南賢吾代表取締役)は、有限会社生目緑地建設(松浦龍次郎代表取締役)と共同で調査研究をしていたGPS内蔵のロボット芝刈機「Automower」(オートモア)を、農林・緑地管理機械等の販売を手掛ける宮崎機械有限会社(戸郷洋逸代表取締役)の提案のもと、新規に導入した。

 GPS内臓のオートモアは、境界ワイヤーで囲まれたエリア内を自動で刈り込むことができる。作業範囲を記憶することで、刈り込みパターンを調整し、刈り残しを防いだり、他の場所より草や芝が伸びている場所を検知して、集中的に刈り込むといった機能も搭載。スマホ専用アプリを使用して遠隔で稼働状況を確認できる。

 また、リフトセンサーや衝突センサーを標準装備しており、飛び石や行動範囲内の物損を防ぎながら安全・安心な作業を実現。稼働中も静音のため、夜間の使用や近隣への騒音に配慮した運用が可能で、常に芝生を良好な状態を保つことができる。人力による芝刈りが不要となり、作業中の事故防止や熱中症予防の効果もある。

 宮崎植木市場の南代表取締役は、「作業の効率化や生産性向上のため、建設業界で急速にICT施工が推進されている中、造園建設業ならではのICT・IoTを導入することで、働き方改革や作業員の高齢化対策、人手不足の解消などに繋がる」と期待を込める。問い合わせ先は同社(電話0985-47-5146)。