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地域の安全・安心へ予算確保 高鍋地区建設業協会

         

▲写真は挨拶する津房会長、総会の模様

 高鍋地区建設業協会(津房正寛会長)は4月28日、高鍋町内で2021年度の通常総会を開催した。各地で猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、来賓の招待を取り止めるなど規模を縮小して開催。20年度事業及び収支決算、21年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認した。

 挨拶で津房会長は、同地区で昨年、一昨年と前年度を上回る公共工事予算が計上された一方、不調不落が多発していることに言及。協会として、発注機関と不調不落を回避するための方策について協議を重ねていることを説明するとともに、「公共工事は人々の生命や財産を守る大切な役割を担っている。十分な事業予算を確保できるよう、発注機関に掛け合っていきたい」と今後の対応を約束した。

 議案審議では、▽20年度事業報告書、収支決算書、剰余金処分案▽21年度事業計画書案、予算書案▽借入金の限度額▽補欠役員の選任―の4項目について審議を行い、全議案とも全会一致で承認可決された。

 このうち、21年度の事業計画では、建設産業の将来に向けた方向性を検討し、発注機関に対して政策に反映されるよう働きかけるとともに、地域建設業の健全な発展を目指し、国や県等との意見交換や陳情・要望活動に取り組むことを確認した。

 また、各地で相次ぐ地震や台風、豪雨といった頻発化・激甚化する自然災害を見据え、災害対応力の強化として、各機関と締結している防災協定に基づき、国や県等との連携を強化し、情報を共有することで会員企業の災害対応力の向上を図る。