▲写真は挨拶する藤元会長、総会の模様
一般社団法人宮崎県建設業協会(藤元建二会長)は5月25日、宮崎市内で2021年度の通常総会を開催した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、総会は会員から委任された常務理事を中心とする少人数で開催。20年度事業報告及び収支決算などを承認したほか、21年度事業計画及び収支予算について報告を受けた。
挨拶で藤元会長は、依然として猛威を振るう新型コロナ感染症について、感染拡大防止のために現場や事務所で地道な対策を徹底してもらうよう求めた。他方、会員数の減少が続き、「このままでは災害対応等で地域の町医者としての役割が果たせなくなる」と述べ、行政とも連携しながら、課題解決に向けた道筋を探っていく考えを示した。
議案審議では、20年度事業報告及び収支決算、役員の欠員に伴う補充選任案、定款の一部改正案を原案どおり承認。役員の補充選任では、坂元政嗣専務理事(事務局)の辞任に伴い、元協会顧問の石井剛氏が専務理事に就任した。また、先の理事会で、副会長に河野与一氏、常任理事に柳橋恒久氏の就任を承認したことを報告した。
一方、21年度の事業計画に関しては、他県と比べて遅れている本県の社会資本整備や防災・減災対策を推進するための公共事業予算の増額確保と優先配分、経営安定化のための適正な利潤を確保できる最低制限価格の引き上げや予定価格の設定といった入札契約制度の改善、更なる施工時期の平準化などを関係機関に対して求めていく。
建設労働者の処遇改善や担い手の確保・育成を実現するためには、建設キャリアップシステム(CCUS)の推進が重要であることから、会として情報提供や普及促進に向けた取り組みを行う。また、建設現場の生産性向上に向けて、ICT活用工事の拡大等について発注機関と意見交換を行うとともに、会員企業の普及促進を支援する。
このほか、建設産業の担い手の確保及び育成のため、4週8休の完全実現に向けた段階的な休暇取得の促進に取り組むとともに、学生等を対象とした出前講座や現場見学会、若年者の正規雇用化及び外国人材受入の支援事業を実施する。災害対応力の強化や建設産業を対外的にPRする戦略的広報活動の展開、組織の強化も図る。
例年、総会と合わせて開催している表彰式は、新型コロナ感染拡大防止のため中止し、各社で対応してもらう。表彰受賞者は次のとおり(順不同、敬称略)。
*全国建設業協会会長表彰
▽会社役員特別功労者表彰=後藤啓嗣、増田秀文、相生秀樹
▽会社表彰=坂口組、長嶺土木、徳井建設、増田建設、吉元組、柴坂建設、五幸建設、金子建設、栗巣土木、丸昭建設、坂口建設、甲斐組、高橋建設、興梠建設(資)、五大建設
▽従業員表彰=石川伸行、森茂基、久留木剛、黒木親幸、桑島一樹、栁田光徳
*宮崎県建設業協会会長表彰
▽特別功労役員表彰=山﨑司
▽高齢功労者表彰=西村賢一、小野敏行、岩本健司
▽職員功労者表彰=巣山麻里
▽会社表彰=井戸川産業、紘進建設、新和産業、日郷建設、八重尾産業、寛永建設、ビズ、太伯建設、松尾建設、右田産業、矢野建設、大武建設、木下組、斉藤建設、加行建設
▽従業員表彰=岡本光利、薬師勇一、緒方裕幸、郡昌子、中八児寛晃、宮田一、橋本晴夫、黒木俊二、北島勝則、増田大輔、植村芳洋、河野剛広、徳地良則、加藤章男、南村達夫、岩満茂、入江博士、熊給幸和、野下正志、内村譲司、坂元浩志、杉村泰弘、和田靖利、平原達裕、池崎一夫、米澤美佐子、松下樹一郎、平田直哉、大平健朗、小野秀典、日高直幸、宮田照男、今別府一広、高佐昭則、横山義一、薗田啓二、柳幸利、山田長幸、小糸毅、福岡政信、後藤敏章、西窪修崇、田中直樹、井戸川清、駒山広志、加藤浩、齊藤竜徳、長友達也、黒木太志、白石展康、坂友重元、三樹実、菊田辰弥、柏田竜也、久富智幸、白木正之、奈須実、植田陽介、園田英史、吉田賢二、佐藤泰志、三村千代子、湯浅貴夫、室屋吉弘、上村芳幸、平崎孝則、工藤浩孝、平川一成、興梠保明。