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建設分野の特定技能外国人 在留資格取得は2116人

 建設分野で特定技能外国人の在留資格を取得した外国人が3月末までに2116人になったことが、出入国在留管理庁のまとめで分かった。2020年12月末からの3カ月間で、新たに797人が特定技能の在留資格を取得したことになる。

 特定技能外国人の在留資格を取得するためには、技能実習を修了するか、技能評価試験などに合格する必要がある。その上で、建設分野では、受入企業が国土交通大臣から受入計画の認定を受ける必要もある。

 建設分野で受入計画の認定を受け、在留資格を取得した外国人は、3月末までに2116人だった。このうち2108人は、試験を免除される技能実習から在留資格に移行。技能評価試験と技能検定の合格者がそれぞれ4人いた。

 国籍別では、技能実習生の多いベトナムの1616人が最も多く、中国の170人、フィリピンの123人、インドネシアの75人、タイの43人が続いた。職種別では、建設機械施工が最多の445人、鉄筋施工の363人、型枠施工の338人が続いている。

 全産業の3月末時点の在留資格取得者は2万2567人で、建設分野の在留資格取得者は飲食料品・製造業分野の8104人、農業分野の3359人に次いで3番目に多い。