延岡市は5月21日、「妙田下水処理場汚泥共同処理施設実施設計業務委託(第1期)」の入札を執行し、日本水工設計が2106万4000円で落札した。妙田下水処理場の汚泥処理施設と、隣接する衛生センター(し尿処理施設)を統廃合する「汚泥共同処理施設」の実施設計を委託する。税抜の公表金額は2781万4000円だった。
妙田下水処理場の計画処理人口は、全体計画で6万5360人(事業計画7万1950人)。全体計画に於ける計画1日最大汚水量は、下水道(妙田)が4万4373m3/日(同4万4963m3/日)、し尿・浄化槽汚泥等が74m3/日(同149.1m3/日)。
設計対象施設と範囲は、汚泥混合タンク(新設)が土木・機械・電気設計(設計対象水量4万5112m3/日)、汚泥混合重力濃縮タンク(改築)が機械・電気設計(前同)、汚泥混合脱水機№1(改築)が機械・電気設計(同2万2556m3/日)、消化タンクAタイプ(撤去)が機械・電気設計(前同)とする。期間は2022年3月10日まで。
脱水機用の受変電設備等も当該業務の設計対象とするほか、重力濃縮タンク・脱水機更新に伴う荷重変更等への対応検討程度の土木・建築設計も対象とする。対象施設の機種選定等に際しては、経済性や維持管理性、機能性等の観点から、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の実証技術導入の可否等について検討を行う。