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気候変動踏まえ初見直し 五ヶ瀬川水系整備基本方針

 国土交通省は、五ケ瀬川水系と新宮川水系の河川整備基本方針の見直しに向け、5月21日に河川整備基本方針検討小委員会を開き、審議を始める。気候変動を踏まえた河川整備計画の見直しは初めて。

 五ヶ瀬川水系と新宮川水系は、河川整備基本方針の策定後に、台風による洪水が発生し、基本方針に定めた目標を上回る洪水流量を記録。気候変動による降雨量の増加などを考慮した治水計画に見直すこととし、4月に有識者による「気候変動を踏まえた治水計画に係る技術検討会」で具体的な方策について提言を受けていた。

 五ケ瀬川水系は流路延長106㌔。宮崎、大分、熊本にまたがっている。新宮川水系は熊野川を本川に持つ。奈良、和歌山、三重にまたがる流路延長は183㌔。