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塗装技能士の若手人材育成など 日塗装宮崎県支部

 一般社団法人日本塗装工業会宮崎県支部(朽木充嗣支部長)は、2020年度の事業経過及び収支決算、21年度事業方針案及び収支予算案などを決定した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、会員出席による21年度「第57回定時総会」の開催を取り止め、書面審議で各議案に対する会員の同意を得た。

 20年度の事業経過に関しては、県内に於ける新型コロナ感染症の動向を踏まえ、宮崎県と意見交換を行ったことや、会員企業の塗装技能士を中心に「技能まつり・ものづくりフェスタ」に出展したこと、県立都城工業高校で生徒とともに塗装奉仕活動を行ったこと、建設関連団体の会合に出席したことなどを報告した。

 21年度の事業計画では、▽塗装技能士の若手人材育成▽宮崎県内への地域貢献▽会員企業の広報支援及び顧客拡大―を事業方針に掲げる。官公庁への需要開発促進やアスベスト除去工事の周知、ペインテナンスキャンペーンの推進、職能を活かした奉仕活動及び体験教室の開催、ホームページ等を通じた情報発信等に取り組む。

 また、宮崎県との防災協定に基づく防災予防活動の支援や安全衛生大会・安全表彰の実施、フルハーネス型墜落制止用器具やアスベスト除去技術の普及促進、塗装工事検査体制(インストラクター)の普及、新規会員の獲得等に取り組む。建設キャリアアップシステムに関しては、20年10月までに事業者登録100%を達成した。

 一方、青年部(吉川大輔部長)では、定例会や勉強会の開催、キッズワークみやざき及び技能まつり・ものづくりフェスタへの出展を計画。宮崎県塗装技能士会(秦新次郎会長)は、日塗装宮崎県支部と連携し、技能検定(建築塗装)の受検者に対する支援、厚生労働省委託事業の若年技能者人材育成支援事業に取り組む予定でいる。