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時代の変化に対応できる環境整備 宮崎管工事協同組合

            

▲写真は挨拶する古澤理事長、総会の模様

 宮崎管工事協同組合(古澤雄二理事長)は5月14日、宮崎水道会館で2021年度「第61回通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、総会は書面による議決行使を中心に、少数の出席者で開催。20年度事業経過及び収支決算、21年度事業計画案及び収支予算案などを決定した。

 挨拶で古澤理事長は、総会で組合の新たなビジョンを示すとともに、今年1月に証明を取得した官公需適格組合の制度等を活用し、創立60年を経て、組合の制度改革を推し進めていく考えを示した。あわせて、新たな時代の変化に対応できるよう環境整備に努め、諸事業の目標達成に努めていく考えも示した。

 議長に長沼寿氏を選出して行われた議案審議では、20年度事業報告、収支決算並びに剰余金処分案、20年度事業計画案並びに収支予算案、規約一部変更などの各議案について審議を行い、いずれも原案どおり承認された。

 21年度の事業計画では、経営基盤の安定強化を図るため、組合受託業務の拡充や収益管理の徹底、一層の経費節減に努めるとともに、円滑な事業運営を実行するため、定款・規約の改定に取り組む。事務局工務課を分社化し、共同受注事業で公平性や競争性を確保しつつ、強い団結力をもって事業に邁進する。

 また、関連団体及び主務官庁への陳情・折衝に努め、情報の収集及び提供に努力するとともに、官公需適格組合制度の導入により関係行政機関との連携を強化し、新たな事業展開に備えられる体制を整備する。人材の育成や技術の向上、大規模災害の発生に備えた関係機関との緊密な連携体制の構築にも努める。

■青年部長に高橋俊典氏

 宮崎管工事協同組合青年部は、2020年度事業報告及び会計報告、21年度事業計画案及び予算案を決定した。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、書面審議をメインに議案を承認。任期満了に伴う役員改選では、新青年部長に高橋俊典氏(サン設備)、副部長に古澤徹(古沢工業)を選出した。

 21年度の事業計画に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、会員相互の連携強化や親睦・融和を目的としたレクレーション事業の実施、部員の技術力の向上及びリーダー的人材育成のための啓蒙活動の推進、福祉施設や学校施設等を対象とした地域貢献活動に取り組むことを確認した。