建設ネット企画画像 四角 四角

若手の確保・育成、技術向上推進 宮崎県法面保護協会

 一般社団法人宮崎県法面保護協会(工藤勝利会長)は5月14日、宮崎市内で2021年度「第25回定時総会」を開催した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、総会は会員から委任された理事ら少人数で開催。20年度事業報告及び収支決算を承認したほか、21年度事業計画及び収支予算について報告を受けた。

 21年度の事業計画では、協会運営の基本方針に掲げる「法面保護工事の社会的使命を深く認識し、本県の特性に応じた法面工法の確立及び普及促進に関する事業を行い、もって県土の保全及び自然との調和のとれた環境の創造に寄与する」に基づき、適切な会の運営や各委員会を中心とした事業活動を展開することを確認した。

 具体的には、グラウンドアンカー施工士資格試験の直前講習と位置付ける技術研修会、若手技術者等の育成や技術向上を目的とした研修会の開催、ロープ高所作業に係る特別教育の実施、国県道の法面危険箇所に関する調査・研究、会員企業の現場安全パトロール、現場代理人等を対象とした労働安全研修会の開催に取り組む。

 また、関係官庁等に対して、工事発注の平準化や受注機会の拡大等に関する要望活動を行うとともに、法面保護工事の設計及び施工上の課題等をテーマとした意見交換を行う。このほか、会員加入の促進や社会貢献活動の積極的な実施、宮崎県建設産業団体連合会や九州法面保護協会連絡協議会など関係団体との連携強化も図る。

 一方、21年度の会長表彰は、永年勤続表彰を▽若杉生男氏(旭建設)▽黒木啓二氏(九州防災工業)▽山本邦男氏(工藤興業)▽加藤浩氏(鴟尾工業)▽中根直人氏(日新興業)▽植田陽介氏(光技術開発)▽飯干誉氏(山崎産業)▽坂本博幸氏(大和開発)―が受賞。

 功績技術者表彰は山本晋吾氏(岡﨑組)と盛實光秋氏(竹尾組)の2人、現場代理人表彰は田端清氏(工藤興業)と前田孝俊氏(山崎産業)の2人、若手技術者表彰は渡邉雄太氏(松澤組)と池﨑孝俊氏(大和開発)の2人がそれぞれ受賞した。