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週休二日、ICT導入など促進 延岡地区建設業協会

           

▲写真は挨拶する木村会長、総会の模様

 延岡地区建設業協会(木村健一会長)は5月14日、延岡建設会館で2021年度「第60回通常総会」を開催した。総会は、手指の消毒やマスクの着用など、新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで開催。20年度の事業報告及び収支決算、21年度事業計画案及び収支予算案などの議案を原案どおり承認した。

 挨拶で木村会長は、改正品確法の施行や労務単価の上昇といった近年の建設業界の動向を追い風と捉え、「働き方改革をはじめ、経営体質の改善に基づく給与等の処遇改善や女性が働きやすい職場環境をつくることで、若い方々に夢を持っていただけるような建設産業に変わっていかなければならない」と述べた。

 特に、担い手の確保・育成につながる週休二日制の導入や、建設現場の生産性向上を目的としたICT技術の積極的な活用、建設キャリアアップシステムの普及に努めつつ、近年の課題である不調・不落の防止の向けた取り組みを求めるとともに、「アフターコロナを見据え、力を合わせて取り組んでいこう」と呼び掛けた。

 21年度の事業計画では、地域に根ざす建設業として、地域の発展とともに地域住民の安全・安心を守るため、関係機関に対して、公共工事の予算額・工事量の確保や早期発注・平準化発注、適正工期の確保、地元優先発注、建設資材の供給並びに価格安定対策の促進などを求めていくことを確認した。

 このほか、▽維持補修工事への対応促進▽地域社会への貢献▽戦略的な広報活動などイメージアップの推進▽災害時等における安全・安心の確保への取り組みの推進▽地域メンテナンス委託業務の推進▽福利厚生事業の推進▽労働安全・交通安全対策の推進▽経営の近代化、合理化の促進―などにも取り組む。

 一方、21年度の会長表彰は、優良会員表彰を▽太河建設▽川口建設▽日本ピー・シー・テー建設▽村上建設工業―の4社、優良従業員表彰を▽西村勲氏(岡田工業)▽黒木隆治氏(加行建設)▽野辺大輔氏(西本建設)▽佐藤弘氏(木村産業)▽西ケ野伸広氏(山崎産業)▽児玉大祐氏(日新興業)▽三重野徹氏(湯川建設)▽松尾辰一氏(伊東建設)▽井上達也氏(矢野建設)▽岩田正臣氏(八作建設)―が受賞した。