日向地区建設業協会(黒木繁人会長)は、２０年度の事業経過及び収支決算、２１年度の事業計画及び収支予算等を決定した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今年度は通常総会の開催を取り止め、書面決議で会員の同意を得た。
２１年度の事業計画では、地域建設業の健全な発展を目指し、公共事業予算の増額確保や国土強靱化緊急対策予算の確保、入札契約制度の改善並びに施工時期の平準化等の推進に向けて、関係機関との意見交換会及び陳情・要望活動を展開する。
担い手の確保・育成対策を推進するため、働き方改革への対応や人材確保育成事業並びに新規入職者の確保定着支援事業を推進するとともに、産学官連携による担い手確保と育成対策の推進、建設キャリアアップシステム(ＣＣＵＳ)の推進に取り組む。
建設現場の生産性向上に向けて、ＩＣＴ活用工事を推進するとともに、災害対応力を強化するため、防災協定に基づく取組支援や訓練を通じた行政機関との連携強化、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底を図る。建設業の法令遵守の徹底も図る。
このほか、報道機関との関係強化による戦略的な広報活動やウェブサイトを活用した業界のイメージアップ活動を展開。地域活動への貢献や災害対応力を強化するため、新規会員の加入促進などに重点的に取り組む。
一方、２１年度の会長表彰では、従業員表彰を▽黒木紀子氏(旭開発)▽米山政義氏(五幸建設)▽畝原孝純氏(光技術開発)▽松木豊光氏(前同)▽甲斐裕史氏(吉原建設)▽海野平次氏(海野建設)▽赤澤早都氏(松澤組)▽矢野憲吾氏(前同)▽神戸重宣氏(前同)▽椎葉哲也氏(大東建設)―の１０人が受賞した。