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地域振興の要として事業に邁進 日南地区建築業協会

          

▲写真は挨拶する中村会長、総会の模様

 日南建築業協会(中村幸司会長)は4月27日、日南市内で2021年度「第33回通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、総会は規模を縮小して開催。20年度事業及び決算、21年度事業計画案及び予算案を承認した。

 総会で挨拶に立った中村会長は、日南地区の経済発展のため、積極的な雇用の確保や有事の際の防災対応など、会として様々な事業を展開してきたことを説明。

 一方で、同地区の人口が5万人を切ったことに言及し、「地域の歴史とともに歩んできた私たちが、地域振興の要となることで、日南の発展や建築業の発展に繋がる。今後も一致団結し、協会事業に対する理解と協力をお願いしたい」と会員に呼び掛けた。

 21年度の事業計画では、公共事業の受注拡大に向けた要望活動、長時間労働の是正や建築現場の処遇改善・環境整備といった労働環境の改善、安全パトロール及び安全管理のための講習会等を通じた労働災害防止の強化を図ることを確認。

 また、限りある人材の有効活用や若手の入職促進、新規技能者の育成、建設現場の生産性向上のための環境整備、公共施設及び公的催事へのボランティア活動などを通じて、地域建築業の健全な発展を目指していく。