▲写真は挨拶する牛島会長、、総会の模様
一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は4月28日、宮崎市内で2021年度の通常総会を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、20年度事業及び収支決算、21年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選で新理事及び監事の人事案を了承し、会長には牛島宏氏が再選された。
挨拶で牛島会長は、昨年度に実施した発注機関との意見交換を通じて、電気工事業界が抱える課題の解決の糸口が見えつつある一方、技術者の高齢化や若年層の不足が大きな課題であることを指摘。業界への入職促進が重要であり、業界の底上げと同時に、担い手の確保・育成に繋がる手法を模索しながら、成果に繋げていく考えを示した。
議案審議では、20年度事業報告、20年度決算報告及び監査報告、21年度事業計画案、21年度収支予算案並びに会費の額及び徴収方法案、任期満了に伴う役員改選の各議案を承認。役員改選では、理事候補20人と監事候補2人の人事案を会員が了承し、新理事の話し合いで3役を決めた。
21年度の事業計画では、▽組織の連携と情報発信▽公共工事の適切な受注の確保▽人材確保と育成―を基本方針に掲げ、これに基づく取組事項を設定。組織の連携と情報発信では、会員名簿の関係官庁等への配布やホームページを通じた活動内容の発信、防災訓練等への参加、地域貢献活動の推進などに取り組む。
公共工事の適切な受注確保を図るため、入札制度や労務費単価といった諸課題について関係機関と意見を交わし、必要な要望・陳情等を行う。また、工業系高等学校等を訪問し、就職状況の調査や地元就職について意見を交わすなどして人材の確保を図るとともに、講習会等の開催を通じて、技術や経営に優れた人材を育成する。
*新役員は次の通り(敬称略)
▽会長=牛島宏(延岡十電舎)
▽副会長=長友廣志(はまゆう電設)、中城直範(中城電設)、田之上正春(田之上電気)
▽理事=市野辰廣(丸九電設)、川野弘(西南電気)、和田均(和田電工社)、鞭馬真一(真和電機)、甲斐浩志(甲斐電機工事)、島田博良(島電工)、開地俊昭(カイチ電設)、松木正和(九南)、中村吉伸(電工社)、岩本好史(トーエイ電設)、長野一正(ナガノ電設)、赤川良成(オーム工業)、宮元進一郎(宮元電設)、吉田祐一(吉田電気商会)、曽山正文(九電工)
▽専務理事=川﨑茂樹(事務局)
▽監事=柴田好幸(三桜電気工業)、大塚公男(大日電工)。