▲写真は挨拶する福添支部長、総会の模様
一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部(福添勝郎支部長)は４月２６日、宮崎市内で２０２１年度の通常総会を開催した。手指の消毒やマスクの着用など、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、２０年度事業及び収支決算、２１年度事業計画案及び収支予算案、顧問及び相談役の選任の各議案を原案どおり承認した。
挨拶で福添支部長は、コロナ禍の中で前年度に予定していた多くの活動が自粛に追い込まれ、会員に提供できる事業が少なかったことを陳謝する一方、昨年末頃から青年部や女性部を中心に、徐々に活動を再開していることを報告。ワクチン接種を含む新型コロナの動向を踏まえ、今年度の活動を展開していく考えを示した。
議案審議では、２０年度事業として、地盤に関するＷＥＢ講習会や会員企業を紹介する特別冊子の作成、地域住民による防災かまどベンチの作成支援のほか、行政協力として、田野町八重地区公民館整備協力事業や宮崎市庁舎を考える会への参加、県立宮崎工業高等学校によるインターンシップの受け入れに取り組んだことを報告。
２１年度の事業計画では、会員の資質の向上や品位の保持、行政協力など地域に貢献する事業を展開するとともに、一般社会に対する建築士のアピールや会員が求める活動の実践、地域が取り組みたい活動に対して会員が参加しやすい環境を整え、建築士の職能を十分に発揮できる事業に取り組んでいくことなどを基本方針に掲げた。
これを踏まえた基本事業では、各委員会を中心として、会員相互の親睦と会員拡大、組織強化及び建築士の職能を活かした地域貢献活動の充実、技術研鑽のための研修会・講習会・現場見学会等の開催、会員への広報・情報提供の充実、青年建築士及び女性建築士の技量向上や人材育成などに取り組むことを確認した。
総会ではこのほか、野口寿尚氏(宮崎市建設部建築住宅課長)、齋藤洋介氏(宮崎市都市整備部建築行政課長)、河野通康氏(宮崎市教育委員会学校施設課長)に宮崎支部の顧問を、元支部長の岩浦厚信氏と松竹昭彦氏、前支部長の野田一孝氏に相談役を委嘱することを承認した。