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5月12~14日に幕張メッセで 建設・測量生産性向上展

 次世代を担う最先端技術や製品、サービスを一堂に紹介する建設・測量業界の展示会「建設・測量生産性向上展」(CSPI-EXPO 2021)が、5月12日~14日の3日間、千葉県千葉市の幕張メッセで開催される。経済産業省と国土交通省が後援し、土木学会や日本建設業連合会、日本建設機械施工協会ら18団体が協力する。

 コロナ禍での三密を回避するため、公共工事の現場では非接触やリモート型の働き方改革への転換が求められている。ポストコロナを見据えた業務効率や働き方に向けたスピードアップが以前にも増して重視され、デジタル技術を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)が建設業界でも進行し、働き方改革が大幅な改善が予想される。

 一方で、時間外労働の上限規制が2024年度から建設業にも適用されることを踏まえ、長年の課題だった長時間労働や人手不足、低調な労働生産性に関して、待ったなしの解決策が求められている。展示会では、DX化のための最先端技術や建設業界DXを牽引する企業がブース等を出展し、デジタル化による働き方改革の手法等を紹介する。

 出展者は約300社で、展示ブースは1400小間。特別セミナーでは、国土交通省総合政策局公共事業企画調整課施工安全企画室長の新田恭士氏が「国交省における建設施工のDX化の取組み」、立命館大学理工学部の建山和由教授が「新しい建設産業の実現に向けて~リーンマネジメントによるDXの推進~」をテーマに講演する。

 このほか、キャタピラージャパン販売促進部中・大型製品担当部長の山本 茂太氏らが「デジタルプラットフォーム型建機が拓く自律施工の未来」、株式会社小松製作所執行役員スマートコンストラクション推進本部長の四家千佳史氏が「建設現場のデジタルトランスフォーメーションの実現へ」をテーマに講演する。

 時間はいずれも10時~17時(最終日のみ16時まで)。徹底したコロナ安全対策を講じたうえで開催する。来場やセミナーの参加には事前登録が必要。ホームページ内の専用フォームに必要事項を記入して申し込む。当日に発熱や咳など体調に異変がある場合やマスクを未着用の場合、体温が37.5度以上の場合は入場できない。

 展示会の詳細はホームページhttps://cspi-expo.com/で確認できる。