西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)は、2022~24年度の中期事業見通し(21年4月時点)を公表した。宮崎県内では、東九州自動車道(宮崎西IC~清武IC)の4車線化事業のほか、高速道路内の橋梁の耐震補強事業、橋梁更新やトンネル・土構造物補強といった特定更新等事業の実施を計画している。
同社が初めて公表した中期事業見通しは、22~24年度に入札公告を予定している▽新設事業▽4・6車線化事業▽耐震補強事業▽特定更新等事業―の概要や数量、スケジュールを示したもの。21年4月現在の見通しであるため、実際に発注する工事等の内容と異なる場合や、未公表の工事等が発注される場合がある。
宮崎県内では、成長力を強化する物流ネットワークの強化や防災・減災、国土強靱化を目的とした東九州自動車道(宮崎西IC~清武IC)の4車線化として、鋼橋1橋の整備や舗装(延長約4㎞)、道路照明1箇所を計画する。事業予定では、22年度に鋼上部工工事、23年度に舗装工事と照明設備工事を公告する予定でいる。
耐震補強事業は、九州自動車道のえびのJCT~栗野ICで約5橋の工事(24年度公告予定)、宮崎自動車道のえびのJCT~清武JCTで約30橋の設計(22年度公告予定)と約50橋の工事(22~24年度公告予定)、東九州自動車道の西都IC~清武ICで約5橋の工事(22年度公告予定)を計画している。
特定更新等事業では、宮崎県内(一部鹿児島県を含む)に於いて、▽橋梁更新等=約5橋▽トンネル補強=約5チューブ▽土構造物補強=約10箇所―の実施を計画している。事業予定では、22年度に橋梁更新等工事、23年度にトンネル補強工事、24年度に土構造物補強工事を公告する予定でいる。
《中期事業見通し》