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発注時期の平準化など要望 都城地区建設業協会

           

▲挨拶する長友会長、総会の模様

 都城地区建設業協会(長友俊美会長)は4月19日、都城市内で2021年度の「通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策として、出席者にマスクの着用や手指の消毒を求めるとともに、規模を縮小して開催。20年度事業報告及び収支決算、21年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認した。

 総会で挨拶に立った長友会長は、昨年度に都城管内で発生した鳥インフルエンザに関して、埋却作業を支援した会員企業の協力に感謝の意を示した。一方で、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せず、会としての活動が制限されていることに言及した。

 また、管内の公共事業に関しては、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策などを盛り込んだ20年度補正予算と一体的に編成した21年度当初予算で、十分な事業量が確保できる見通しであることを説明。引き続き、土木事務所や農林振興局等の発注機関に対して、発注時期の平準化などを要望していく考えを示した。

 議案審議では、協会と建設会館の20年度事業報告及び収支決算、21年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。協会の21年度事業計画では、地域インフラの安定的な整備に寄与するとともに、社会貢献活動や自然災害の復旧等に積極的に取り組み、地域から必要とされる建設業を目指していくことを確認した。

 21年度の重点施策には、▽会員相互の信頼と融和団結、道義の高揚▽公共事業予算の持続的・安定的な確保・拡大の要望▽労働災害防止のための安全管理の徹底▽担い手の確保・育成に向けた取り組みの推進▽会員の技術力の向上▽他団体とも連携した災害対応力の強化▽地域貢献活動の積極的な推進―などを掲げた。

 例年、総会の場で行っている表彰式は、新型コロナ感染拡大防止の観点から中止し、会員企業から受賞者に伝達する。

 表彰受賞者は次のとおり(敬称略)。
*従業員永年勤続表彰=▽伊作一幸(旭工業)▽新村美弥子(前同)▽瀬之口晴彦(大淀開発)▽三渡豊(前同)▽矢野かおる(前同)▽吉村浩一(前同)▽大峰宮子(匠)▽嘉藤一哉(前同)▽中村浩一郎(前同)▽松尾誠(前同)▽上村正一(都北産業)▽田中幸三(前同)▽野村香奈(福島土建)▽田畑昭代(丸昭建設)▽今別府清(吉原建設)▽久保田政次(前同)▽冨吉順一(前同)▽三村昇(前同)
*技術優秀者表彰
〔1級土木施工管理技士〕▽尾形紀一郎(園田グリーンセンター)▽飯野義裕(大和組)
〔1級建築施工管理技士〕▽舟井弘(都北産業)。