▲施設のイメージ図
都城市の「道の駅都城」を大幅リニューアルする物産振興拠点整備事業で、市は21年度中頃に建物本体の建築主体工事を発注する見通しでいる。これとは別に、撤去工や造成工を含む外構整備(Ⅰ期)工事、関連する道路改良工事も21年度に発注する見通し。22年度にかけて工事を進め、23年度のプレオープンを目指している。
道の駅都城(都城市都北町)を物産振興拠点施設として大幅にリニューアルし、「肉と焼酎のふるさと・都城」の新たなランドマークとして整備することにより、物産振興と交流人口の拡大による地域活性化を図る。具体的には、既存の道の駅や都城圏域地場産業振興センターを解体し、跡地に建物やイベント広場、駐車場等を整備する。
市が新設する物産振興拠点施設には、直売所やレストラン、キッチンスタジオ、木製遊具広場などが入居する予定。一方で、新施設は道路管理者と市が共同で整備する「一体型」の道の駅とすることから、市とは別に国土交通省が休憩施設棟(延床面積460m2程度)を整備する。これを含む屋内施設全体の規模は2900m2程度を見込む。
このほか、建物に併設する形で、市が屋根付のイベント広場やアスレチック広場を整備する。イベント広場やアスレチック広場、駐車場・駐輪場といった屋外施設の規模は7750m2程度を想定。基本計画では、これらの施設整備に係る事業費として約22.7億円(既存施設解体・道路改良・下水道を除く)を見込んでいる。
市が整備する物産振興拠点施設の建築主体工事は、21年度中頃に発注する見通し。これと並行して、第3四半期に条件付一般競争入札で外構整備(Ⅰ期)工事を発注するほか、関連する道路改良工事も別途発注する予定でいる。市の21年度当初予算には、今年度の事業費として14億7926万円を計上している。
計画では、22年度にかけてこれらの新施設整備工事や外構整備工事、道路改良工事を進めるとともに、新法人による施設運営準備に取り組み、23年度早期にプレオープンさせる。23年度に既存の道の駅、都北町別館の解体工事、残る外構整備工事、道路・交差点改良工事を行い、23年度中のグランドオープンを目指す。