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他団体と交流、後継者育成も JIA九州支部宮崎地域会

        

▲写真は総会の模様、挨拶する越山会長

 公益社団法人日本建築家協会九州支部宮崎地域会(越山明典会長)は4月9日、宮崎市内で2021年度の通常総会を開催した。新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を講じたうえで、20年度事業及び決算、21年度事業計画案及び予算案について慎重に審議を行い、いずれの議案も満場一致で原案どおり承認した。

 挨拶で越山会長は、新型コロナウイルス感染症の影響により、20年度は新築物件の数が落ち込み、空調や換気といった建築の様式にも変化が生じていることを指摘。終息が見通せない中で、引き続き「ウィズコロナへの対応が必要となる」と延べ、その中で会として出来る活動に積極的に取り組んでいく考えを示した。

 議案審議では第6号議案までをいずれも承認。21年度の事業計画では、▽建築家の職能理念に基づいた基準を遵守することにより公益を保護する▽建築家の資質の向上及びその業務の進歩改善を図る▽建築・地域・環境の保全と創造及び建築文化の発展に貢献する―ことを基本方針に掲げ、これに基づく各種事業を展開する。

 具体的には、他団体との交流を図るため、地域会セミナーへの招待や設計4団体が共催するセミナーを計画。例会の開催や支部内交流の促進、会員の作品見学会を通じて、会員増強及び会の活性化を図る。また、九州建築塾に塾生を派遣するほか、デザインレビューに高校生を派遣することで、後継者の育成にも努める。