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第2・4土曜日に現場一斉閉所 働き方改革で宮崎建協

 一般社団法人宮崎県建設業協会(藤元建二会長)は、県内建設業界の働き方改革の推進に向けた取り組みを強化する。20年度まで「毎月第2土曜日」と定めていた県内建設現場の一斉閉所を、21年度は「毎月第2、4土曜日」に拡大する。段階的に取り組みを強化し、24年度までに建設現場の「4週8休」を実施・定着させる。

 職場環境の改善や多様な働き方の推進を目的に、働き方改革関連法が19年4月に施行され、24年4月から建設業にも時間外労働の上限規制(原則月45時間・年360時間以内)が適用される。こうした動向を踏まえ、宮崎県建設業協会では、働き方改革対策に向けた現場一斉閉所などの週休2日の推進に段階的に取り組んでいる。

 19~20年度には、「毎月第2土曜日」を県内建設現場の一斉閉所日に設定。21年度は4週6休を推進するため、「毎月第2、4土曜日」を県内建設現場の一斉閉所日と定め、特定曜日の休日やシフト休日を併用して会員企業はこれに取り組む。22年度に4週7休、23年度に4週8休を推進し、24年度に4週8休の実施・定着を図る

 週休2日の推進に伴う経費補正等の引き上げについては、引き続き、発注機関に対して意見交換や陳情要望等を行う考えでいる。