建設ネット企画画像 四角 四角

3月28日に金御岳IC~末吉ICが開通 都城志布志道路

 国土交通省と宮崎県、鹿児島県が連携して整備を進めている都城志布志道路のうち、宮崎・鹿児島の県境部に位置する「金御岳IC~末吉IC間」(5.8㎞)の整備が完了し、3月28日16時に開通する。今回の開通に伴い、全体延長約44㎞のうち、横市IC~志布志ICまでの約32㎞が利用できるようになる。

 都城志布志道路は、宮崎県都城市と鹿児島県志布志市を結ぶ全体延長約44㎞の地域高規格道路。このうち、宮崎県内区間の九州縦貫自動車道(宮崎線)都城ICから五十町ICまでの約13㎞を国土交通省、五十町ICから鹿児島県境までの約9㎞を宮崎県、鹿児島県内区間の約22㎞を鹿児島県がそれぞれ整備する。

 今回開通するのは、宮崎県が一般県道飯野松山都城線・金御岳工区として整備を進めていた都城市梅北町~県境の約2.9㎞と、鹿児島県が同・末吉道路として整備を進めていた曽於市末吉町南之郷~県境の約2.9㎞の合計5.8㎞。開通前と比べて、同区間の移動時間がトータルで約4分短縮されるという。

 都城志布志道路の整備により、南海トラフ巨大地震等が発生した際に人的・物的支援を行うための「防災対策機能の強化」、六次産業化の推進や農林畜産業の活性化、企業誘致や新たな雇用創出などに寄与する「経済対策機能の強化」、主要救急医療施設を高速道路網で結ぶ「医療対策機能の強化」といった効果が期待される。

 同区間の開通に合わせて、3月28日10時から都城市立梅北小学校で開通祝賀式を開催。同日正午から末吉ICで渡り初め式を行う。一般車両の通行は16時から開始する。