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21~22年度に議会棟内部改修を実施 宮崎県

 宮崎県が2019年度から進めている県庁1号館移転に伴う議会棟改修事業で、21年度は事務局の移転と議会棟内部改修工事を実施する。昨年8月に完成した防災庁舎への執行部の再配置に伴い、議会棟と隣接する1号館2階を改修し、議会事務局を移転するとともに、議会棟の内部改修を行い、議員の活動環境等の充実を図る。

 主な事業内容は、①事務局執行室のワンフロア化②第1委員会室の移転及び再整備③会派スペースのレイアウト変更に伴う議員執務室の整備―など。施設整備に係る基本・実施設計は、いずれもメイ建築研究所宮崎が担当した。19年度に基本設計、20年度に実施設計を行い、20年度には1号館2階の内部改修工事も発注した。

 21年度は、改修した1号館2階に議会事務局を移転し、1号館2階の一部を含む議会棟の内部改修工事に着手する。議会棟内部改修工事に関しては、21~22年度の2年間で債務負担行為を設定し、21年度の事業費を1億2041万円、22年度の事業費を7889万円とする。設計等を含む全体事業費は2億7998万円。

 当該事業の実施により、事務局執行室のワンフロア化による業務効率化や第1委員会室の再整備による審議環境の改善、議員執務室の環境改善による議員活動の充実、プライバシーに配慮した「開かれた県議会」への環境整備、新型コロナウイルス感染防止のための「新しい生活様式」への対応といった効果を期待する。