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旭道路(日向)が優秀賞を受賞 環境コミュニケーション大賞

▲写真は表彰式の模様

 環境省と一般財団法人地球・人間環境フォーラムが主催する「第24回環境コミュニケーション大賞」で、日向市の株式会社旭道路(木下裕介代表取締役)が、エコアクション21認証・登録事業者の優れたレポートを表彰する環境経営レポート部門の優秀賞を受賞した。県内企業で同表彰を受賞するのは、同社が初となる。

 環境コミュニケーション大賞は、事業者による優れた環境報告を表彰することにより、事業者の環境経営及び環境コミュニケーションへの取り組みを促進するとともに、環境情報開示の質の向上を図ることを目的とした表彰制度。

 表彰は、マルチステークスホルダー向けに作成された幅広い事業者の優れた環境報告を対象とした「環境報告部門」と、エコアクション21認証・登録事業者の要求事項としている環境経営レポートを対象とした「環境経営レポート部門」の2部門で行った。

 アスファルト舗装工事や土木工事等を手掛ける旭道路は、環境経営レポートの中で、建設業ならでは目標として「環境にやさしい設計・施工・資材の提案」を設定。目標達成に向けた具体的な活動内容や対策事例を示したほか、環境経営計画に対する目標値・実績値を数値で表現し、グラフや表を用いてわかりやすく表示した。

 講評ではこのほか、「工事現場における環境配慮や環境負荷低減への取り組みに関する写真を多く使用し、本業へのまじめな取組姿勢が伝わる」「レポート全体から環境に対する熱意が伝わる内容となっており、総じて高いレベルのレポート」と高く評価した。

 今回の表彰には、環境報告部門に147点、環境経営レポート部門に114点の応募があり、学識経験者等で組織する審査委員会や環境大臣が各部門の大賞及び入賞を決定。2月17日にオンラインで表彰式を行った。当日はこのほか、ウィズコロナ時代の環境経営に関する講演なども行われた。

 同社は、エコアクション21に取り組む事業者を支援する表彰制度として、昨年12月2日にオンラインで開催された「エコアクション21環境経営(活動)レポート大賞・九州」(主催=九州環境カウンセラー協会)でも、九州地方環境事務所長特別賞を受賞。受賞者を代表し、レポート作成を担当する同社の米良京子さんが事例を発表した。