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定住・文教のまちづくりなど推進 第6次三股町総合計画素案

 三股町は、町政の基本的方向を総合的かつ体系的に示し、計画的な財政運営の指針と位置付ける「第6次総合計画基本構想・前期基本計画」の素案をまとめた。素案はホームページや企画商工課企画政策係で公開し、町内居住者や勤務者、町内に事業所等を有する法人及び団体等を対象に、2月10日まで意見を募集する。

 基本構想の計画期間は2021~30年度までの10箇年。本格的な少子高齢・人口減少時代の到来や地方創生の推進、大規模災害への対策、持続可能な社会の確立(SDGsの実現)といった時代の潮流のほか、町の特性や課題、町民のニーズを踏まえ、「自立と協働が織りなす元気あふれるまち三股」をまちの将来像に掲げた。

 将来像の実現に向けて、「定住のまちづくり」「文教のまちづくり」「産業のまちづくり」「自主自立のまちづくり」「生涯健康・福祉のまちづくり」の5つの基本目標を設定。21~25年度までの5箇年を計画期間とする前期基本計画の中で、各目標ごとに取り組む施策の体系や基本的な方向性などを示した。

 定住のまちづくりでは、豊かな自然の適正管理や水資源の保全・有効活用と河川環境づくりの推進、持続可能な循環型社会の形成、総合的・計画的な土地利用の推進、快適な環境で安心して暮らせる生活基盤の整備、安心・安全で豊かさを実感できるデジタル社会の推進、防災・消防・救急体制等の充実などを図る。

 文教のまちづくりでは、未来を創造する生涯学習社会の確立や学校教育の充実、芸術・文化活動及び生涯スポーツの振興、文化財の保護と伝統文化の継承に取り組む。産業のまちづくりでは、農林水産業や商工業、観光の振興に向けた施策を展開するとともに、労働環境の整備や労働者福祉の充実など、勤労者対策の充実を図る。

 自主自立のまちづくりでは、町民と行政との協働によるまちづくりや男女共同参画社会の形成、ICT活用等による行政改革、健全な財政運営、広域的な交流・連携の推進を図る。生涯健康・福祉のまちづくりでは、地域福祉や子育て支援、高齢者福祉、障がい者福祉等の充実を図り、健康づくりや地域医療体制の充実に取り組む。