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フジタJVが約20億で落札 野口遵記念館建築主体

 延岡市は1月29日、条件付一般競争で「野口遵記念館建設建築主体工事」の入札を執行。その結果、フジタ・司・大喜特定建設工事共同企業体が20億5000万円で落札した。経年劣化が進む野口記念館を現在地(延岡市東本小路)に建て替える。工期は2022年9月30日まで。公表価格は20億5900万円だった(いずれも税抜)。

 新施設の規模は、RC造一部S造、地上3階建、延床面積は約4381m2。675席を有するホールや野口遵翁顕彰ギャラリー、フリースペース、練習室等のほか、建物全体のロビーとして3つの通りを配置する。既存施設の佇まいを継承しつつ、先進的な機能とデザインを採用し、市民が「わたしたちの拠点」と感じる施設を目指す。

 市はこれまでに、野口遵記念館建設に係る電気設備工事(旭進興業・柳電特定JV)、空気調和設備工事(菱熱・三光特定JV)、舞台機構設備工事(三精工事サービス)の入札を執行済み。建築主体工事に関しては、昨年7月と11月に入札を執行したが、いずれも応札者の入札価格が予定価格を超過したため、入札不調としていた。

 なお、延岡市の2020年度の発注見通し(20年12月末時点)によると、20年度第4四半期に条件付一般競争で「野口遵記念館建設舞台照明設備工事」「野口遵記念館建設給排水衛生設備工事」「野口遵記念館建設自動制御工事」「野口遵記念館建設舞台音響設備工事」を発注する予定でいる。