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警備業の現状説明、就職面談も ハローワークで就職フェア

          

▲写真は協会の上村専務理事、会場の模様

 ハローワーク宮崎は12月2日、宮崎市内で「警備業就職フェア」を開催した。会場での対面方式やオンラインで参加した求職者に、一般社団法人宮崎県警備業協会が警備業の現状について説明を行ったほか、警備業を展開する4事業所が自社の強みなどをPR。その後、会場内に設置した個別ブースで就職面談会も行った。

 警備業就職フェアは、人手不足が慢性化している警備業に関心を持ってもらい、他分野からの入職に繋げようと、宮崎県警備業協会が協力して初めて開催したもの。会場内には、就業時に着用する制服や資格を取得するための教本なども展示した。

 警備業の現状について説明を行った宮崎県警備業協会の上村弘明専務理事は、県内の警備会社数や従事する人達の人数のほか、先の東京オリンピック・パラリンピックでも警備業が活躍したことを紹介。社会基盤を支えるために必要不可欠な「エッセンシャルワーカー」であり、誇りを持って働くことができる仕事と強調した。

 上村専務理事は、1号~4号警備の概要や重要な業務を遂行する際に求められる資格についても説明。「大変な仕事だが、多くの人達から感謝される」ことや、「入職時には学歴や経験の有無は関係なく、入社してから経験を積み、資格をとってもらえれば良い」と述べ、「皆さんの可能性を試してもらいたい」と呼び掛けた。

 事業者によるPRタイムでは、株式会社九州ガードシステム、第一警備保障株式会社、株式会社F・Cガード、株式会社富士総合サービスの4社が、各社の事業内容や強みを紹介。新人に対してそれぞれの個性に合った教育を実践していることや、先輩社員に教わって経験を積んでもらった上で、現場に送り出していることなどを紹介した。

 当日はこのほか、ハローワークの担当者が、警備業の求人倍率や求人内容などを紹介した。ハローワーク宮崎では、建設・運輸・警備に特化した人材確保対策コンタクトコーナー、35歳~55歳未満を対象とした就職氷河期世代コーナー、55歳以上を対象とした生涯現役支援(シニア)コーナーを設置して、求職者の支援を行っている。