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受注候補者に吉原JVを特定 屋外型トレセン整備事業

 宮崎県は12月21日、企画提案競技で事業者の選定手続きを進めていた「屋外型トレーニングセンター整備事業」について、受注候補者に吉原・和広・NTTファシリティーズ特定建設工事共同企業体を特定したと発表した。オーシャンドーム跡地(宮崎市山崎町)に整備する屋外型トレーニングセンターの設計・施工を一括発注する。

 県が重点施策に位置付ける「スポーツランドみやざき」の更なる推進に向けて、シーガイアのオーシャンドーム跡地(約6㌶)に、ラグビーやサッカーをはじめとしたトップアスリートの合宿拠点として活用できる屋外型トレーニングセンターを整備する計画。整備後には、国の屋外型ナショナルトレーニングセンターの指定を目指す。

 屋外型トレーニングセンターの整備メニューは、天然芝のピッチや照明・防球フェンスを備えたラグビー及びサッカー場、400mトラックやハイブリッド芝、照明を備えた多目的グラウンド、広さ約1600m2の人工芝の室内練習場、空調やトイレ・シャワー室、Wi-Fi等を完備したクラブハウスやトレーニングジムを見込む。

 当該事業では、施設整備に係る①基本・実施設計(グラウンド造成、建築、電気設備、機械設備、外構等)②土木工事一式(グラウンド造成等)③建築工事一式(建築、電気設備、機械設備等)④工事監理⑤外構工事⑥申請手続及び申請費用―を行う。契約期間は2023年3月31日まで。税込の発注上限額は18億2600万円。

 施設の整備にあたり、県は2~3者で構成する特定建設工事共同企業体を対象に事業者を募集。応募のあった3者の企画提案を審査して、吉原建設株式会社、株式会社スポーツテクノ和広、株式会社NTTファシリティーズでつくる共同企業体を受注候補者に特定した。今後、県議会での審議や議決を経て、正式に事業者を決定する。