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清水・大和開発・五幸JVが落札 真幸トンネル1工区

 宮崎県は12月9日、一般競争で「国道447号真幸工区(仮称)真幸トンネル工事(1工区)」の入札を執行し、清水・大和開発・五幸特定建設工事共同企業体が42億9902万8400円で落札した。えびの市内竪で整備を進める真幸バイパスに於いて、トンネル本体工事と坑門工1基を施工する。工期は2024年3月25日まで。

 国道447号は、えびの市を起点に、鹿児島県伊佐市を経由して、同出水市に至る幹線道路。九州縦貫自動車道と南九州西回り自動車道を最短距離で結び、広域交通ネットワークの一部を形成するとともに、南九州圏域の経済発展支援や防災機能の強化を図る。

 全体の整備延長は約5㎞で、鹿児島県側を青木バイパス、宮崎県側を真幸バイパスとして各県が整備する。真幸バイパスの整備区間は、真幸駅前から県境までの約3.2㎞で、真幸駅前から約600mを供用済。区間内の主要構造物である橋梁4橋が既に完成しており、鹿児島県境までのトンネル区間(延長1842m)の整備に着手する。

 今回発注する1工区では、トンネル本体工L=850m(幅員W=6・0(8・5)m)と坑門工1基を施工。計画では、23年度末までに1工区の整備を完了させる。1工区の完了地点から鹿児島県境までの残る992mを2工区と位置付け、別工事として入札手続きを行い、24年度以降に着工する見通し。27年度の全線供用を目指す。

 1工区の入札には、清水・大和開発・五幸特定JV、大成・富岡・岡﨑特定JV、安藤ハザマ・吉原・上田特定JV、大林・松本・谷口特定JV、戸田・志多・戸敷特定JV、前田・坂下・工藤特定JV、熊谷組・内山建設・伊達組特定JV、飛島・旭・大淀特定JVが応札。予定価格は46億7281万6000円だった。金額は税抜。