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黒木社長「安全と健康は全てに優先」 旭建設が安全衛生大会

      

▲写真は挨拶する黒木社長、大会の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は10月29日、日向市内で2021年度の「秋季労働安全衛生大会」を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策として、現場担当者や宮崎支店、協力会社は、Web会議システムで大会に参加。安全教育や衛生講話を通じて、参加者は安全意識の更なる高揚を図った。

 大会では、村川政文統轄安全衛生責任者が安全衛生方針を唱和。挨拶で黒木社長は、現場でのコミュニケーションの重要性を説くとともに、「危険な状況が生じた時には、見逃さない、黙認しない、妥協しない、人任せにしないことが大事。安全管理を徹底し、安全と健康は全てに優先することを誓い、頑張っていこう」と述べた。

 全社パトロールでは、同社が施工する2つの現場を全方位カメラで撮影し、遠隔臨場で実施。パトロール終了後には、参加者がリスク評価を行い、現場等に於ける安全衛生対策について意見や情報を共有した。また、同社が施工する12の現場の安全管理状況について、それぞれの現場担当者が危険要因や安全対策等を報告した。

 衛生講話では、宮崎産業保健総合支援センターの工藤智徳氏が「ハラスメントのない職場づくり」をテーマに、様々なハラスメントについて説明。工藤氏は、「ハラスメント防止は働いている人全員の問題。職場のスムーズな人間関係のため、改めてコミュニケーションと心の境界線(バウンダリー)を理解して」と話した。

 危険軽視をテーマにした安全教育DVDを視聴した後、村川統轄安全衛生責任者が、労働者の心身の健康に着目した「建災防方式・新ヒヤリハット報告書の活用要領」について説明。村川統轄安全衛生責任者は、各作業所で新ヒヤリハット報告書を活用し、現場内での事故防止に役立ててもらいたいと呼び掛けた。

 安全の誓いでは、土木部の前田幸樹氏が「今大会を契機とし、人命尊重の基本理念と新たな決意のもとに、安全を第一に行動することが我々の使命だと認識し、安心して働ける職場を創っていく」と力強く宣言した。