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献血運動推進協力団体等を表彰 宮崎県と日本赤十字社

      

▲写真は表彰式の模様

 宮崎県と日本赤十字社宮崎県支部は11月24日、宮崎県庁で2021年度「献血運動推進協力団体等表彰式」を開催した。長年にわたり献血活動等に多大な貢献があった22団体・企業の代表に対して、河野俊嗣知事が表彰状や感謝状を贈った。

 献血運動推進協力団体等表彰式は、例年、県と赤十字社、県内市町村が主催する「みやざき愛の献血運動推進県民大会」で行っているが、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のため、今年は大会の開催を中止し、表彰式のみを執り行った。

 今年度の受賞団体は、厚生労働大臣表彰状が1団体、厚生労働大臣感謝状が3団体、宮崎県知事感謝状が5団体、日本赤十字社金色有功章が3団体、同銀色有功章が2団体、日本赤十字社宮崎県支部長感謝状(金枠)が4団体、同(銀枠)が4団体。

 このうち、組織的に献血に協力し、その実績が特に優秀で他の模範となる団体、または献血受入施設等の整備に積極的に協力した団体に贈る宮崎県知事感謝状を、入郷地区生コン事業協同組合や西日本高速道路株式会社九州支社宮崎高速道路事務所が受賞。

 このほか、活動年数5年以上の献血推進団体や献血団体に贈られる日本赤十字社宮崎県支部長感謝状(銀枠)を、西諸地区生コンクリート事業協同組合、西都児湯生コン事業協同組合、宮崎地区生コンクリート事業協同組合らが受賞した。

 表彰式で挨拶した河野知事は、受賞者の協力に感謝の意を示すとともに、コロナ禍で血液が不足している現状を指摘。「引き続き、皆様にご協力をいただき、助け合いの精神を県民の間に拡げ、必要な方に血液を届けられる体制を整えていきたい」と話した。

 厚生労働大臣表彰を受賞した宮崎産業経営大学の田中賢一教授は、献血活動が血液製剤の安定供給に寄与する大きな社会貢献であることを強調。学生が心の豊かさを学ぶ経験にもなっているとして、「愛の献血活動の輪を拡げていきたい」と謝辞を述べた。