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園児が感謝のイラストをプレゼント 小戸保育所新築工事

      

▲写真は贈呈式の模様

 「僕たち、私達のために毎日、頑張ってくださってありがとうございます。新しい保育園ができるのを楽しみにしています」。11月23日の勤労感謝の日を前に、宮崎市立小戸保育所の4・5歳児クラスの園児から、新園舎の施工を手掛ける建設会社の職員に、感謝の言葉と園児が描いたイラストがプレゼントされた。

 新園舎は、未来を生きる子ども達の保育環境を向上させる中核施設として、経年劣化が進む既存園舎の隣接地に建設しているもの。新園舎の施工は、建築主体工事を根井・山春・金丸特定建設工事共同企業体、電気設備工事を宮崎電業、給排水設備工事を中央設備工業、空調・換気設備工事をエアシステム工業が担当する。

 11月19日には、各工事の担当者が現在の小戸保育所の園庭を訪ね、園児にそれぞれの仕事の内容を説明。工事の監督をしていることや、照明・トイレ・水道・エアコンなどを取り付けていることを紹介するとともに、「皆さんの元気な声が響き渡るよう、頑張って新しい保育園をつくります」などと園児に挨拶した。

 保育園の関係者によると、施工各社は、工事で発生する騒音や振動が隣接する保育園の運営の妨げにならないよう配慮するとともに、園内でのプール遊びなどのイベント時に協力しており、「気遣っていただき、とてもありがたい」と話す。園では現在、工事の仮囲いを園内のイベントを伝える掲示板などとして活用している。

 園児からプレゼントされたイラストは、現場事務所の休憩所に飾る予定。現場代理人を務める根井工務店の西元幸利さんは、「現場で働く皆の励みになる。園児や職員の方々が安全・安心で楽しく過ごせる保育所を完成させたい」と話す。新園舎は2022年3月に完成予定。同年4月1日から供用を開始する予定でいる。