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安全意識の向上と労災根絶に邁進 増田工務店と増友会

      

▲写真は挨拶する増田社長、大薗会長、大会の模様

 株式会社増田工務店(増田祐介代表取締役社長)と協力業者で組織する増友会(大薗英治会長)は11月19日、高鍋町内で2021年度「秋季安全大会」を開催した。新型コロナウイルス感染症対策として、会場の参加者数を制限し、リモートを併用。安全講話や安全宣言等を通じて、無事故・無災害を達成することを固く誓った。

 挨拶で増田社長は、安全設備の全てに意味と根拠があることを強調。「安全は何よりも優先され、効率を重視して安全対策を怠ってはならない」と述べ、「安全に対して自社と協力会社がともに提案できる関係性を築いて欲しい」と呼び掛けた。

 増友会の大薗会長は、事故が発生する際には、ヒューマンエラーなどによる原因が必ず潜んでいることを指摘。「ヒューマンエラーを防止するためには、自分自身の安全パトロールが必要。無事故・無災害へ積極的に取り組んで」と注意喚起した。

 安全表彰では、協力会社表彰を受賞した▽佐藤世紀氏(栄和工業有限会社)▽丁良幸氏(株式会社サトウ)▽梅本和孝氏(株式会社テノックス)▽山下信吾氏(株式会社新興)―の4人、社員表彰を受賞した▽石黒友浩氏(建築部)▽北丸隼也氏(前同)▽戸高利広主任(土木部)▽中武大輝氏(前同)―の4人に表彰状と記念品が贈られた。

 当日早朝から行われた安全パトロールの結果を、協力業者代表の阿部弘毅所長(小野建設株式会社宮崎営業所)と増田工務店・増友会の山崎征雄安全顧問(山崎労働安全衛生コンサルタント)が報告。各現場に於ける安全衛生活動の取り組みや留意点を指摘した。

 品質安全管理部の藤田弘徳氏は、建設業に於ける労働災害発生状況や過去の事例、エイジフレンドリーな職場づくりについて説明。効率を重視した安全対策や、危険感受性が低下していることを事故の発生要因に挙げ、定期的な安全パトロールの実施、ヒューマンエラーを前提とした安全対策を講じることに理解と協力を求めた。

 大会では、建築部建築1課の髙野晃弘氏が「労働災害ゼロを目標に、安全意識のレベル向上に努力し、明るく働きがいのある職場づくりを目指し、現場に携わる関係者全員が一致団結し、労働災害の根絶に向かってまい進していく」と力強く宣言。髙野氏の発声に合わせて、参加者全員で「ゼロ災でいこう、ヨシ!」とコールした。