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国道220号早期復旧に尽力 龍南建設と岡﨑組に感謝状

      

▲写真は贈呈式の模様

 今年9月に宮崎市内海地区で発生した土砂崩れで通行止めとなった国道220号の早期復旧に尽力したとして、青島地区の4自治会は、施工にあたった龍南建設株式会社(川浦幸治代表取締役)と株式会社岡﨑組(岡﨑勝信代表取締役)に対して、自治会長の連名による感謝状を贈った。11月19日に宮崎市役所で贈呈式を行った。

 台風14号や停滞前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、宮崎県内では9月16日、県央・県南地区を中心に記録的な大雨に見舞われた。宮崎市の内海地区では、同日正午前、JR日南線の小内海駅付近で大規模な斜面崩壊(高さ約70m、幅約100m)が発生。崩落した土砂が線路を跨いで国道220号まで押し寄せた。

 両社は、道路を管理する国土交通省宮崎河川国道事務所と連携し、二次災害の危険性が小さくなった段階で復旧作業に着手。多い時でバックホウを1日に20台、延べ2100人を現場に投入し、時には24時間体制で、堆積した土砂の撤去や仮設防護柵の設置等に取り組み、通行止めから約1カ月後の10月20日に2車線で開通させた。

 贈呈式では、こうした経緯を宮崎河川国道事務所道路管理第二課の谷口康宏課長が説明。自治会を代表して挨拶した青島21区自治会の河野武嗣会長は、日常生活に大きな影響があり、一日も早い開通が望まれていた中、「散水車を使用するなど地域に配慮し、10月からは夜間工事も行っていただいた」と関係者に感謝の意を示した。

 龍南建設の川浦社長は、「地域の建設会社にとって、地域の安全・安心を確保することは大きな使命。感謝状をいただき、さらにその思いを強くした」と意気込みを語った。岡﨑社長に代わって出席した外山勝博建設事業部相談役は、「地域の協力のおかげで作業が円滑に進んだ。今後も地域密着型の建設会社として頑張りたい」と話した。